「泥沼に沈み込むときの祈り」
戸坂聖書教会 砂原和史牧師
詩篇69篇1~3、3~18、29~36節
人生はさまざまな問題に直面します。この詩篇の著者は泥沼の中で身動きも取れない絶対絶命の状況です。ある牧師がそのような時の対処法を紹介されていました。
してはいけない事3つ:①自分で自分を救おうと試みてもがいてはならない・・・自分の力で解決しようとしているうちに力が尽きてしまいます。自分では処理できない問題があることを認めましょう。②他者に救いを求めない・・・共倒れになってしまいます。③もうだめだと諦めてはならない・・・諦めるには早すぎる。「悪すぎてもいけない。愚か過ぎてもいけない。自分の時が来ないのに、なぜ死のうとするのか。」(伝道者7:17)
すべきこと 3つ:①自分で自分を救おうとすることを諦め、主に救いを求めること・・・素直に主により頼もう。②苦しみ痛みの中で粘り強く神に信頼し、救いを諦めるな。・・・主の助けが遅いように感じているだけで、実は私たちの忍耐が足りないということもあり得ます。
イエス様と12弟子が舟上で嵐にあったときイエス様は舟のともの方で寝ておられました。その時弟子が 「先生私たちが溺れそうでも何とも思われないのですか」 と叫びます。そんな弟子に対してイエス様は 「あなた方の信仰はどこにあるのか」 と問われます。神様は私たちが苦しんでいるのを遠くから見ておられるお方ではありません。むしろ同じ舟に乗り込み、静かにその状況を支配しておられるお方です。
この詩篇の著者は13節になると 「みこころのときに」 と言葉が付け加えられています。主よ。急いでください、という祈りの中で、主は御心の時に助けを与えられるという確信の中で祈りましょう。③困難の中でも主に信頼し、神を賛美することです。まだ助けは与えられていないが、共に主がいてくださる事がすでに救いなのだと気付き、安心し、感謝の賛美を捧げるそのような信仰者とならせていただきたいと思います。やせ我慢ではなく、主を見上げる時、そこには必ず救いがあります。
「あなたを慕い求める人がみな、あなたにあって楽しみ、喜びますように。あなたの救いを愛する人たちが、 『神をあがめよう』 といつも言いますように」(詩篇70:4)
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